1961-10-03 第39回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
予約集荷制度を最初にきめましたときに、六月にきめるということを言いまして、それはいろいろな事情で今日だんだんずれてきておりますが、これはその前にきめるのが妥当であろう、特にこれからは青田売りということもあるから、なるべく早目に、六月にでもきめておいたらいいじゃないかということを申し上げたのですが、これは一カ月早いからだめだ、二カ月早いからだめだという問題じゃございません。
予約集荷制度を最初にきめましたときに、六月にきめるということを言いまして、それはいろいろな事情で今日だんだんずれてきておりますが、これはその前にきめるのが妥当であろう、特にこれからは青田売りということもあるから、なるべく早目に、六月にでもきめておいたらいいじゃないかということを申し上げたのですが、これは一カ月早いからだめだ、二カ月早いからだめだという問題じゃございません。
○河野国務大臣 ただいまのお話の通り予約集荷制度は継続して参る所存でございますが、その米価の決定は、確かに五年前に私始めたときには、当時非常に米の足りない時代でございまして、これによって生産意欲を高揚していただく必要があるということで、植付前に米価の決定をするということでスタートいたしましたけれども、その後いろいろな事情があったのでございましょう、だんだんおくれておりますことにつきましては、私も実はこんなにおくれるならかえって
特に申し上げておきたいと思いますことは、青田売り等についてはどういう考えを持っておるか、だんだんそういうこともできるじゃないかという御指摘もありましたが、これらにこたえるに予約集荷制度というものを、二千円出す、もちろんその通りいたしますということで、現在やっておりますことについて変えようということはない、しいて変えるといえば政府以外に売ってはいかぬということを、政府以外に売ることもけっこうでございます
麦には予約集荷制度というものがございません。配給制度がございません。これは麦と同様だとおっしゃいますけれども、その点が違うと思います。米については、消費者の生活を安定、保護するという意味において、一定の価格で売る義務を政府が持っているという点が違う点で、私は、麦と同じように前進し発展していけない、いき得るものではない、基本が違う、こう思います。
ところが、私農林大臣になりました際に、なるほど社会党さんのおっしゃることもごもっともだ、できるならばこの法律の内容にあるところの、売らなければ罰するぞというようなことを、農民の意思を十分反映し、御協力を願う形において予約集荷制度というものを実行いたしました。幸いにしてこれが豊作その他の恵まれた条件のもとに、この五年間無事に過ぎてきたわけです。
予約集荷制度それ自体は、食管制度の建前からいえば、本質的に問題があることは大臣御承知の通りなんです。食管制度においては、生産者は全部政府に売る。消費者は、食管制度のもとにおいては、配給以外は買えない建前になっておるのであります。その責任を政府が持っておる。だから、その責任を果たす努力とやはり熱意がなくちゃなるまいし、行政庁もそういう工夫と努力は、私はぜひ必要だと思います。
なお、この予約集荷制度の運用につきましては、一そうの工夫をこらして、いわゆる強く熱意をもってこれを改正するようにいたしたい、こう考えます。
それに関連して伺いたいのは、予約集荷制度に対する政府の態度であります。三年前に予約集荷制度がとられて、これは食管制度の政策論としては私は大きな転換であったと思います。ところが、もちろん予約集荷制度は農民各位の自主的な考え方によって集荷が予約される、そういう制度ではありますけれども、半面、政府としては、全部流通する米を国民に公平に配給する責任を、食管制度上持っているのであります。
予約奨励金にしてみても、現在の予約集荷制度そのものを廃止しない限りは、それは一つの米価そのものですよ。こういう議論は成り立っております。従来もしばしば繰り返しておりますが、それを米価審議会の答申も待たずして、一方的に予算の編成の上において取りはずしておいて、そうして低米価でないというお言葉は、私は聞えないと思います。そういうことではなしに、もっと真剣にお考え願いたいと私は思います。
○神田(大)委員 私は、農家が米作を準備する用意——現在は予約集荷制度でございますから、一体ことしの米価はどのくらいになるのだというようなことを、やはりある程度見当をつけて、そうして作付というものはしてきたと思うのであります。
○石田(宥)委員 昭和三十二年度の生産者米価の決定に当りまして、政府は前年来予約集荷制度をとっておるのでありますが、予約制度をとるということは、植付を前にして米価の決定をなすことによって、農家が植付の上にこれを参考に資するという点を重視しておったはずでありますが、すでに東北地方等におきましても植付を終ろうとしております。
従いまして三十年度に例の予約集荷制というものが実施せられたわけでございますか、私どももその当時としまして果して予約集荷制度というものがうまくいてか、どれだけの米の集荷ができるかということに相当な不安があったように記憶をいたすわけでございます。
と申しますのは、この予約集荷制度が過去二年、ともかく順調に推移いたしまして、奨励措置としての百円というものは、こういう事態になりますれば内ワクに考えてもよろしいのではなかろうか、こういう判断に立っておるわけでありまするし、さらに歩どまり加算は、昨年は格差をそのまま上積みに積算をいたしておりますが、このこと自体は理論的に申しますといい米、つまり軟質米と硬質米の差でございまして、これは全部上積みにするということは
最初に、食管法に基いております米麦の買い入れ、売り渡しに関します仕事でございますが、これは国内の米の集荷につきましては、御承知のように、三十年産米から予約集荷制度、いわゆる事前売渡申込制度と申しておりますが、従来の強権に基きます割当供出制度から、事前に農家の方から今年の米についてこの程度の売り渡しの申し込みをするという予約をしていただきまして、それに基いて買い入れを行うという制度を実施いたしております
これはやはりそういう制度のもとにおいて、現在農民は非常に今の予約集荷制度というものを支持しているのです。われわれとしてもこれを持続させる必要があるという考えの上に立っておるからして、この問題を慎重に扱おうとしておるんですがね。
今の構想によると、全部予約集荷制度の概算金等の始末を地方公共団体にやらすという、そういう考え方はとるべきでないと思うのです。それはやはり立法措置を行わないで行政的な範疇の中でやろうとするから、そういう筋の通らないことになると思うのです。政府としてはもう少し筋道の立ったような明確な根拠のある、しかも食管制度の中においてもこれは明快に理解できるというような方法を講じて処理される必要がある。
そういう中においても、原則としては、今の予約集荷制度の上からいうと、被害農家個々よりも、集荷団体に代位弁済をさせるのだというような説明を今したじゃないですか。だから二割以下とか二割以上という必要はないじゃないですか。とにかく集荷団体に概算金の全面的な責任を負わせるということには違いがないのじゃないですか。
次に予約集荷制度に伴う概算金の返納の問題についてでございますが、非常な災害を受けまして約束をした予約の供出が困難な農家が非常に多く出ておるわけでございます。現在の制度を見て参りますと、昭和三十一年産米の事前売り渡し申込制集荷要領というので、その大綱をきめておるようでございますが、それによりますと、今度の被害県の概算金の返納の時期が十二月三十一日ということになっておるようでございます。
浦一雄君紹介)(第一六六八号) 二二一 めん羊事業振興に関する特別措置法制 定の請願(松浦東介君紹介)(第二四九九 号) 二二二 米の配給量増加等に関する請願外一件 (柳田秀一君紹介)(第五三号) 二二三 砂糖の食糧管理特別会計移管反対に関 する請願(池田清志君紹介)(第一八八号) 二二四 米の統制継続に関する請願(池田清志 君紹介)(第七九九号) 二二五 米の予約集荷制度継続
)(第八三八号) 同(臼井莊一君外二名紹介)(第八三九号) 同(中垣國男君外三名紹介)(第八四〇号) 同(小林郁君外三名紹介)(第八四一号) 同(久野忠治君外三名紹介)(第八五八号) 同外一件(石山權作君紹介)(第九〇五号) 同(西村力弥君紹介)(第九〇六号) 農地改革の行過ぎ是正に関する請願(山本猛夫 君紹介)(第八四二号)同外二件(永山忠則君 紹介)(第八七九号) 米の予約集荷制度継続
○安田(善)政府委員 麦は、国際的に見ると日本は麦の管理をいたしておりますが、国内的には、いわゆる供出制度とか、予約集荷制度というようなものとしては統制をしておらないので、統制撤廃をされておりますが、その場合、麦の取引所は目下まだございません。河野農相の、いわゆる米の統制撤廃というものを数年後に期しておるという場合においても、米の取引所は目下ごく初歩の研究をいたしております。
その後再び、河野さんがたしか渡米をしている最中だりたと思いますが、省令をもつてこの予約集荷制度は特集米に関する限りは八月三十一日までは行わないという出し方をされたと思うのですが、されましたかどうかということを再確認したいと思いますけれども、その点についてお答え願います。
○河野国務大臣 御指摘のように予約集荷制度の実施いたしますに当りまして、ただいま御指摘になりました処置をとりましたことは御承知の通りでございます。
つきましては、予約集荷制度と申しますか、これもこの条件のもとに予想外に順調に進行いたしまして、御承知の通りのような成績をおさめておるのでございます。